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ASPの撤退

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現在本業の方で海外出張中。パリの飛行場で待ち時間があまりに長いので、久しぶりのメルマガを書くことにしました。

さて、先日僕が使っていたASPの一つであるNTTコミュニケーションズから、“My”アフィリエイトのサービスを終了する、という連絡がありました。

さらに、DeNAが運営しているビッダーズもサイトを大幅に変更するようで、アフィリエイトを終了する模様。

LinkShareとTrafficGateは久しぶりにチェックしてみたら、しっかり「楽天」という文字がサイトに入れられていて、完全に楽天傘下となっている模様。はて、いつまでそれぞれが独立したサービスでいられるか。

というわけで、予想していたことではありますが、ASPの廃止や統廃合が着々と進みつつある様子。

一方、アフィリエイターの側はというと、アフィリエイトのノウハウを売っているひとのサービスを覗いてみても、彼らがやっているのは、Google Adwords 等を使って広告を出し、そこから自分のサイトへトラフィックを呼び込むという方法。

無論、利益が出ている間はこれでも十分に良いビジネスモデルではあるのですが、こうしたノウハウの販売者が「今月は50万円の売り上げがあった」と通帳の画像を示した所で、広告費にいくら使ったかはわかりませんから、大きな利益を出していると考えるのは禁物。

別に他人のビジネスにケチをつけるために書いているわけではなく、昔のように適当にサイトを作って、検索エンジンで適当に上位に表示されて、そこからアフィリエイトの収入が得られる、というモデルは、プロに近い人たちでも困難になってきている、ということですね。

体力のないASPは十分な利益があげられずに撤退するでしょうし、検索エンジンで上位表示が困難になってきた以上、お金を払ってでも集客する方法が、利益を出すためには確実であることもまた事実。

一方ASPを使っている広告主の方も Google Adwords などの広告は当然使っているでしょうから、アフィリエイターは広告主と直接競争しなければならなくなって来ているわけです。

この意味で、昔のアフィリエイト本に書かれたノウハウは今はほとんど通用しませんし、僕が開発したアフィリエイト用の自動表示ツールも、単にページに商品リンクを埋め込むためだけに使っていては何の効果もありません。というわけで、アフィリエイト用のツールの配布・販売も休止してしまいました。

昔作った商品広告いっぱいのサイトもいくつか残っていますが、そうしたサイトからの売り上げは、全くゼロのところもあるし、全くゼロでないとしても、ほとんど無視できるような成果だけ。合計すればサーバー代くらいにはなって赤字にはならないので放置してありますが。

その一方で息を吹き返したのが一つは Google Adsense。かつては「違反がある」としてアカウント停止を食らいましたが、サイトを作りなおして広告をほとんど落とし、別アカウントで登録したら、今度は Google から文句を言われずに継続できています。

もう一つは、理由は良くわからないのですが、アフィリエイト広告が入っているサイトの特定ページが特定の商品名やサービス名でヒットすることが時々発生し、そうした特定ページのほとんど一つのリンクだけから売上が発生する、という現象です。

こちらもアフィリエイト広告ギトギトのサイトではなく、コンテンツのあるサイトの中に埋め込んだ広告ですが、たまたま検索に使われるキーワードにヒットして利益が出ている模様。

いずれにしろ、きちんとしたコンテンツがあるサイトからの利益、となっています。

後の方はかなり入れ替わりが激しく、ある時には結構有名な旅行会社のリンクから売り上げが出たと思っても2ヶ月くらいしか継続せずに終了。次にまた別の全く違うページがヒットしたかと思うと、こちらも短期間で終了、といった感じ。

コンテンツがきちんとあるので検索結果でそこそこ上位に表示されるものの、競争も激しいので検索結果の1ページ目に引っ掛かったり、そこから落ちたり、ということをやっているのではないかと想像しています。

これと比べると、Google Adsense は結構コンスタント。僕のホームページには「そこそこのキーワード」で上位表示されるホームページがいくつかあります。そうしたホームページに Adsense 広告を掲載しておくと、あまり大きなぶれなく利益を出してくれます。大金はなかなか稼げませんけど、クリックしてくれるだけで利益になるのはやはり大きいですね。

では、今からアフィリエイトをやりたい人、既存のアフィリエイトを立て直したい人にどのようなアドバイスをするかと言ったら、オプションは二つ。

一つはアフィリエイト関連の情報商材を売っている人たちが言うように、GoogleAdwords を使った集客をすること。つまり集客にお金を払うこと、ですね。何しろ自分のサイトに人が来ないことには、何も買ってくれるはずはありません。

もう一つは、じっくりとコンテンツの多い優良サイトを作り上げることです。これ、アフィリエイトを意識して「クレジットカード比較」なんていうサイトをじっくり作っても全く駄目。既に無茶苦茶多くのサイトが競っていますから。

最近少しずつアクセスが上がってきたサイトのネタばらしをすると、「手作りアイスクリーム」。自分でアイスクリームを手作りして、材料や作り方を写真入りで紹介するものです。

以前はアイスクリーム作り器や、アイスクリームの材料などを紹介するページをてんこ盛りにしていましたが、ほとんど効果なく、そうした広告を落としたところ、徐々にアクセスが増えてきました。現在 Adsense の売り上げが月2千円くらい。

もちろん飯が食えるほどの稼ぎはありませんし、このサイトが仮に「手作りアイスクリーム」というキーワードで、検索結果で1位になれたとしても、びっくりするほどの利益は出ないでしょう。それでも、家族で食べるように作ったアイスクリームを記録してアップしておくだけで、月に2千円、年に2万4千円も、放置しておくだけで稼いでくれるのですから。

自分で広告を出して集客するのなら、広告料をカバーできるだけの報酬が高いアフィリエイトをやらないと意味がありません。一方検索結果で上位表示できるサイトを狙うなら、競争の厳しくない、つまり、お金になりにくいカテゴリー・コンテンツを狙わなければなりません。

「ネタを思いつかない」かもしれませんが、要は何でも良いのです。例えば今日思いついたもの。パリのシャルルドゴール空港のターミナル2Eの案内サイト。

なんだそれ?

と思われるでしょうが、これが結構複雑でわかりにくい。そしてこのターミナルは日本とフランスを結ぶ路線が発着するところなのです。

自分で乗り換え経路について調べようと思っても、ろくな情報が日本語では出てきませんでした。とすれば、「私設のシャルルドゴール空港案内サイト」を作ってしまえば良い。強調するのは日本人が最も利用するターミナルです。

まだ手を付けていませんから、どなたかぱくってもいいですよ。

収益はもちろん Adsense を使います。だって訪問者は「情報を知りたい」人であって「商品を探している」人ではないはずですから。たまたま面白そうな広告が Adsense で表示されれば、何人かの人はクリックしてくれることでしょう。