基本に帰ろう

■ 基本に帰ろう ■

こんにちは。tanzan です。現在入院しておりますが、近々退院できる見込みになりました。楽天広場などへお見舞いの言葉を寄せていただいた皆さん、ありがとうございました。

入院して数日目に四六時中付けられていた点滴が外れ、キーボードが打てるようになりましたので、メルマガの原稿を書くことにしました。

メルマガのネタはいくつかあるのですが、ここで基本をおさえることの重要性を再確認しておきたいと思います。僕が作ったツールなどを利用して効率化を図れば時間が浮きます。でも、その浮いた時間をうまく投資しない限りは、せっかくのツールの効果も限られたものになります。

逆に基本をおさえていたらどうなるか。以前 Google Adsense に関する英語の情報商材を購入したことを書きました。値段は日本円換算で1万円強でした。ではその効果は?1日平均30ドルの収入アップです。そう、3日くらいで情報商材の元が取れる計算です。

実は情報商材の中身自体は特別に目新しいことはあまりなかったのですが、第三者が何を考え実行しているかを確認し、自分でも実行に移す良い機会になりました。そのための投資としては安くついたわけです。

では、このメルマガの読者の方が同じ情報商材を購入して同じようにしたら、同じような成果が得られるでしょうか?99%以上の方は無理だと思います。実はこうした「コツ」というのは、「基本」がおさえられていて初めて大きく生きてくるものだからです。

目先のノウハウやツールにばかり投資していても、限界があります。

昔(アフィリエイト界での昔)のアフィリエイターは、自分のサイトを持っていて、そこに広告を入れることからスタートしていたと思います。つまり、自分でコンテンツのあるサイトを持っていた人がアフィリエイトを導入していました。

今のアフィリエイト入門者は、いきなり商品を売るところからはじめる人が多いです。出発点としてはそれでもかまわないと思いますが、普通に?していたのでは以前からサイトを持っていた人にはなかなか追いつけません。

僕の一番最初のアフィリエイトは、1997年頃イギリスの書店との提携でしたが、自分の専門分野の専門書の解説サイトを作って、そこから書店へのリンクを貼っていました。後にこのサイトにはアメリカの Amazon.com が加わりましたが、日本のアマゾンが洋書の扱いを始めるに至ったので、海外の書店の利用はほとんどなくなってしまいました。

それはともかく。専門書の紹介というコンテンツが基本だったのです。

今僕自身数多くのサイトを運営していますが、コンテンツがあるサイトとコンテンツがないサイトを比べてみると、コンテンツがあるサイトからの売上げの方が、圧倒的に多いのです。ショップだけ、商品紹介だけのサイトからの売上げももちろんゼロではないですが、売上げはコンテンツがしっかりしているサイトの10分の1と言って良いと思います。

たびたび(いや、久しぶりか)登場する数式を確認してください。

1)報酬額

2)潜在的購入者

3)自分のサイトに来る人の率

4)クリックする人の率

5)購入する人の率

このうち1)2)は商品が決まればほぼ決まってしまい、アフィリエイターの側で頑張って何とかできる、というものではありません。アフィリエイターが頑張れるのは以下の3つです。1)2)が決まったと仮定していますから、3)は「来る人の率」から「来る人の数」に変えてあります。

3)自分のサイトに来る人の数

4)クリックする人の率

5)購入する人の率

では先の Adsense の情報商材。これはどこに機能したのでしょうか?Adsense の場合は5)はありません。この情報商材は「いかにクリック率をあげるか」というノウハウでしたから4)です。4)が3%から6%にあがれば、クリック報酬を同じと考えれば、報酬額は倍になります。

でも3)が1日100人だったらどうでしょうか。クリックする人が1日3人から6人に増えますが、1クリックの単価が5円だったら、15円から30円になるだけ。1ヶ月に換算しても450円から900円になるだけです。感動するような増加にはなりませんよね。

では3)が1日1万人だったら?月に45000円から90000円ですから、ちょっと手を加えるだけで45000円のアップです。

常識で考えて4)とか5)をそれまで2%だったのを20%にする、というのは困難です。つまり、4)とか5)だけ工夫していても、元の訪問者数、つまり3)が大きくない限りはあまり効果はあがらないし、逆に言えば、3)を大きくできれば4)や5)へのちょっとの工夫も生きてくる、ということです。

では3)とは何か。

「そりゃSEOでしょ。」

と一言で片付けられてしまいそうですが、もう少し分解して見ていくほうが良いかと思います。Google はここでも良い指標を提供してくれています。YAHOOとかMSNは指標が公開されていませんが、Google に準ずると考えておけばよいかと思います。

まずSEOと言ったときに「特定のキーワードで検索した時の順位を上げる」というように思われがちで、それがキーワードの設定などに関連します。特定のキーワードに関する評価は Google のツールバーでも見ることができず、僕の知る限り唯一 Biglobe の検索サイトで見ることができます。

一方 Google のツールバーで表示されるのは、ページランクと呼ばれるものですが、いわゆるそのページの総合的な評価で、特定のキーワードに対しての強さではありません。

ライバルが少ないキーワードを選び、SEO一般的な対策を施せばページランクが低い自分のページを検索結果の上位に表示させることはさほど難しいことではありません。

ではライバルが多い状態で検索の上位に表示されるのはどのようなページでしょうか。ページの中でのキーワードの重要度・重みに差がなければ、どのようなページが上位に表示されるでしょうか?

またあるキーワードで上位に表示できたとしても、その商品の販売が終了し、別のキーワードを設定しなければならなくなった時に、上位に潜り込める保証はあるでしょうか?

実はやはり重要なのはページランクなのです。特定のキーワードを探し出して上位を狙う、という手法ももちろん有効です。でも誰も彼もがSEOに注意を払っている現在、キーワードが競合した時に誰が上位に来るかと言えば、やはりページランクが高いページ、つまりは「本当の評価が高い」ページになります。

どんなページが「本当の評価が高い」かと言えば、これまたSEOでは常識となっていますが、例えば他の有力なページからリンクをたくさん受けているページです。

あなたの作った、楽天市場の商品をやたら並べたサイト、他の有力サイトからリンクしてもらえそうですか?あなたが作った「WEBでお小遣い」というサイトはどうですか?五十歩百歩のサイトとやたら相互リンクばかり張っていませんか?それで本当にページランクは上がりましたか?

基本的に有名店でない限り、商品やサービスを直接売っているサイトにリンクしてくれる有力サイトはありません。有力サイトはコンテンツで人を集めていますから、当然そこからのリンク先は「意味のあるコンテンツのある」サイトになります。

そろそろ商品紹介やサービスの売り込みの手を休めてみましょう。無駄な相互リンクの依頼や、大して関連もないのにトラックバックを送信するのはやめましょう。それは時間の無駄です。

そんな暇があったら、時間を少し割いて、何かのコンテンツがあるサイトをひとつ作りましょう。趣味であれ、自分の町の案内であれ、自分のしている勉強であれ、何でもOKです。

僕は現在入院中です。両手が使えるようになったので病室でコンピュータに向かっていますが、自分の病気の紹介で6ページくらいのサイトをひとつ作りました。転んでもただでは起きない?!もちろんそこで売れそうなものはあまりないのですが、そんなことは良いのです。コンテンツがきちんとしたサイトを作ることに意義があるのです。それは「まともなサイトとのリンク」を稼げる可能性が高いですから。

そうしたコンテンツのあるページでページランクを少しずつ稼いで行きます。ブログでも良いですが、ブログの場合には、ひとつのブログにやたら多くのテーマを詰め込まず、「入院体験記」ならそれを独立したブログにしてしまいます。つまり「日記」ではなく、大きなカテゴリーごとにブログ自体を分けてしまい、テーマ性が高いものにします。

ひとつのサイトであまりページランクが上がらなかったからと言ってあきらめず、また思いついたテーマでサイトを作ります。そうやって行くと次第に「厚みがある」構造が出来上がります。

その構造のリンクの中に、自分の持つ商品紹介やサービス紹介のサイトを埋め込みます。つまりきちんとしたコンテンツのあるサイトのネットの中に、商品サイトが埋もれるようにしていくのです。

一度、自分のショップサイトにリンクしてくれているサイトのページランクを Google ツールバーで調べてみてください。果たしてページランク3あるページがいくつあるでしょうか?ページランク4は?ページランク5以上あるページからリンクを受けている例なんて、雑誌で紹介されたとか、ASPの賞をとったとかでない限りほとんどないことでしょう。

そこが多くのサイトの弱点でもあり、頭ひとつぬきんでるためのポイントでもあります。ページランクの高い他人のサイトからのリンクはなかなか望めませんから、自分でそこそこのサイトを作ってしまうのです。

「そんなことできないよ」

楽して儲け続ける道はありません。千里の道も一歩から。それでも読者すべてが大成功するとも思いません。でも、うまく評価が高いサイトを作るのに成功した人には、大きなご褒美が待っているはずです。

検索エンジンが探しているのはオリジナルのコンテンツ。他にいくらでもあるような金太郎飴サイトではありません。でも、オリジナルのコンテンツがきちんと存在すれば、金太郎飴ページもコンテンツの一部として一緒に拾ってくれます。

急がば回れ。