■ キーワード選び ■
こんにちは。tanzan です。
最近昔作ってそのままにしてあったページが、とあるキーワードの組み合わせでYAHOOの検索結果2番に表示されるようになりました。GoogleとかMSNだと上位にはまったく影も形もないのに。面白いですね。「このまま続いてくれ〜」と神頼みするのみです。
それはそうと。先日買った英語の情報商材ですが、いや実にまっとうなアフィリエイトの教本でした。タイトルは「High performance affiliate marketing」といいます。この商材、アフィリエイトして売ることもできるのですが、調べたらドルの小切手で受け取らないといけないので、面倒なので見送ることにしました。
まず書いてあるのが
「この本は一攫千金を得る手段を提供するものではない」
「すぐに大金が稼げる、とうたっている商材では、大金を稼げるのは商材を作っている人だけで、読者の大部分はそうはならない」
そして実にまっとう、オーソドックスなアフィリエイトの方法論が解説してあります。内容は結構初心者向けで、「アフィリエイトとは何ぞや」なんてことから始まっているので、読み飛ばさなくてはいけない部分もありますが、日本のアフィリエイト本やノウハウ集よりもきっちりと作りこんであります。
結局僕にはさほど目新しいことはあまりなかったのですが、よくまとまっていますので、確かに強調されても良いと思うことをピックアップして紹介しましょう。今回はキーワードのリサーチについてです。
アフィリエイトをしたいときにはSEOを考え「検索する人が多い一方、競争の少ないキーワードを探す」ということは良く知られています。
そこで使われているのが検索エンジンなどの統計を使って、実際に検索された回数をそのキーワードを含むサイトの数で割る、というものです。
例えば「チャーシュー」というキーワードでのYAHOO、2006年3月の検索結果を見ると、以下のような感じになっています。上位5つです。
4569 チャーシュー 作り 方
3634 チャーシュー レシピ
3558 チャーシュー
549 おいしい チャーシュー レシピ
523 チャーシュー 丼
一方、チャーシューで検索した時に表示されるページ数は約2,220,000件となっています。
多くのアフィリエイト関係マニュアルに従えば、2百万以上もページが存在して、検索回数が月に1万程度では、良いキーワードではない、と結論付けられてしまうことでしょう。
しかし僕はそうは思っていませんし、またこの英語の情報商材の著者もそうは思っていないようで、著者が検討するキーワードは月間の検索回数がなんと、100回以上だそうです。ゼロが足りないのじゃないですよ。たった百回です。これ以上なら検討するそうです。
なぜか?この人が勧めるのは、そして僕も実行しているのは、単に数字を見るのではなく、「有力な競争相手がいるかどうか」の実際のチェックです。試しにYAHOOで「チャーシュー」を検索してみてください。
チェックするポイントは、まず一番上部に表示される広告。魅力的かつ有力な広告はありますか?あまりないですねえ。
では、検索結果を見ていってください。
ざっと眺めて、有名店はありますか?ないですね。それどころか上位に入っているページにはチャーシューや関連商品を売っているわけではないところもかなりあります。
次にアフィリエイトのページはありますか?うーん。ざっと見たところないような気が…。
そう、2百万以上ものページがYAHOOで検索可能であるにもかかわらず、競争相手はほとんどいないということがわかります。きちんとSEO対策をして、おいしいチャーシューの通販を紹介するか、チャーシューはレシピを探している人も多いようですから、レシピ本を紹介するかすれば、「行ける」可能性がかなりあるのがわかります。
キーワードを選ぶ場合、ここまで調べるべきです。「検索回数と総ページ数」だけで判断してはいけません。
ここまで調べれば、かなり潜り込めそうなキーワードが存在することに気がつくはずです。
もちろん「チャーシュー」で大きな利益は上がらないとは思いますが。あくまで例ですよ!
そうそう、この情報商材に書いてあったことですが、商材や商店によってはキャンセル率が非常に高い、という点です。日本だと楽天市場のキャンセル率が高いことが有名ですが、「楽天市場だから高い」とは言えない面が見えてきました。
僕のところも、例外ではなく楽天市場のキャンセル率は高いのですが、売っているものでかなり数が多いのが実は靴なのです。そしてこの商材に書いてあった情報によると
「靴のキャンセル率は通常20−40%」
だそうです。これが本当だとすると、少なくとも僕の場合は楽天市場のキャンセル率が高いのもかなりの部分納得がいきます。