B to B を狙え

■ B to B を狙え ■

こんにちは。tanzan です。

僕はレンタルサーバーを3社くらい使っていますが、最近主に愛用しているのは「チカッパ!」です。理由は、一つのアカウントで複数のURLの登録ができるから。多くのサービスは一つのアカウント=1URLですから、支払いやログインも別々。一つずつ管理しないといけないので数が増えてくると大変なのです。

その点チカッパ!は、一つのアカウントでまとめてポイントを購入しておけば、支払いもすべてのアカウントまとめてできます。以前会社のホームページを借りているところで支払いを忘れ、会社のホームページが表示されないというカッコ悪いことが起きてしまいましたが、チカッパ!のようなサービスなら、とりあえずポイントの残高をゼロにしないように気をつけていればOKなので楽なのです。

さてこのチカッパ!ですが、正直最初に選んだ理由はアカウントが一つで済む、それだけでした。でも次第に機能が増やされてきて、今回はアクセス解析の機能が付きました。

早速見てみると、面白いことに気がつきました。このアクセス解析は、HTMLファイルだけでなく、プログラムのファイルや画像ファイルまでもが対象になっていますから、僕が提供している楽天アフィリエイトツールが相当回数呼び出されているのもわかりますし、さらに、どこから呼び出されているかもわかるのです。

つまり、どこのサイトで僕の楽天アフィリエイトツールが使われているかがわかる、ということですね。その中に圧倒的に表示回数が多いサイトがあるので見てみると…アダルト系でした…。

アダルトサイトでの利用は禁止、と使用条件に明記してありますので、このサイトからのアクセスは遮断させていただきました。でもファイルへのアクセスを遮断しても、統計値にはアクセス数が記録されてしまいます…。何とかならないものか。この迷惑サイト。

一方、表示回数が2番のサイトは携帯電話関係のサイトなのですが、なんと、アクセス元上位50位の内48位までが上記のアダルトサイト内のページなのです。

うーん、恐るべし…アダルトサイト。

さすがにインターネットの興隆の陰の立役者と言われるだけはありますね。

わが社は2月末決算なのですが、起業後3年目に突入し、3月から消費税の課税業者になりました。この消費税、改めて調べてみると複雑極まりないですね。

我が社は個人向けの不動産賃貸とか、海外での仕事の受託など、消費税非課税の売上げがある程度あります。アフィリエイトでも Google などの海外企業との取引は消費税は非課税の売上げになります。

そして会計事務所から言われたのが…

「非課税売上げのための支出と、課税売上げのための支出と、課税非課税が区分できない支出に関しては区別が必要ですので、3種類に区分して経理してください。」

???

単純に一年を通して払った消費税と受け取った消費税の差を求めれば良いわけではないんですね。うーん。いまだに良くわからない。

一生懸命考えるに、非課税の売上げを出すための経費に付随して支払った消費税は、我が社が最終納税者(消費者)にあたるので、支払った時点で完結して、受け取った消費税額から差し引くことができない、というようなことなのかなあ。

ValueCommerce でもWEBサービスが公開されました。これを書いている時にチェックしたら、Yahoo!ショッピング、新星堂ショッピングサイト、赤すぐ内祝い、ShopJapan の4つのお店がデータを公開しています。

Yahoo!ショッピングが出たことで、楽天市場・Bidders と併せて大手3ヶ所のモールすべてでWEBサービスがつかえることになりました。つまり、自分で検索キーワードを設定してリアルタイムに商品データを取得、表示ができるということですね。価格比較サイトももちろんプログラムを組めばできます。

Yahoo!ショッピング は僕もツールを販売しているので、WEBサービス版を作って更新しようかと思いましたが…調べてみるとここも楽天同様「ツールの販売は禁止」だそうです。

うーん。楽天の場合は無料で公開して表示する時に僕のリンクコードを混ぜる、という方法が使えますが、ValueCommerce の場合、僕のリンクコードは審査を受けた僕のサイトでしか表示ができません。つまり楽天で使ったような利益モデルは使えないわけで、となると、利益を出すモデルができない、ということになります。

困りましたねえ。

こうなったらリクエストが多い LinkShare のマーチャンダイザー用のプログラムを急ぎますか。

「マーチャンダイザーって何?」

という方はこちらをどうぞ。

http://www.linkshare.ne.jp/linkshare/merchandiser.html

平たく言えば、各ECサイトの商品情報とアフィリエイトリンクの一覧表をダウンロードできるサービスですね。マーチャンダイザーでダウンロードできるのは非常に助かるデータファイルなのですが…使いにくい。テキストファイルですが、データの区切り記号が | 。文字コードがSJISだったりUTF-8だったりばらばら。商品情報が入っていたり、入っていなかったり。会社によって商品カテゴリーが書かれている欄も異なる。知識がない人には表を読み込むのも、加工するのも大変です。そこで、このファイルをそのまま使って簡単に商品表示をするプログラムを作ろう、という寸法。

テストの様子は http://aff.banabana.com/test/lm.html

で見ていただくことができます。ただしあくまでもテスト中ですから、エラーが出て何も表示されないこともあると思います。

完成予定は…いつになることやら。忙しくなければ早くできるし、他の仕事が忙しくなったら遅くなる、という感じでしょうか。何しろプロトタイプを作って「よし。表示できたぞ。」と思っても、別の企業のデータを表示させてみると…「あれあれ?表の中のデータの位置が違うじゃん!」という感じなのです。

いずれにしろ全自動表示、というのは無理ですね。

さて今回のタイトルは「B to B を狙え」です。B to B というのは「ビジネスからビジネス」という意味ですね。普段多くのアフィリエイターの方が扱っているのは、企業の商品やサービスを消費者に紹介する、ということで B to C と呼ばれています。

B to B と B to C で何が違うかと言うと、単価です。例えばコンピュータ。個人は「1台買おうかどうしようか」迷って買いますが、企業は数十台とかまとめて迷いもせずに買います。

20万円のコンピュータを1台売れば、1%報酬でも2千円。3%報酬が付いていたら6千円。20台一度に売れたら…12万円。200台一度に売れたら…大きいですねえ。これが B to B の魅力ですね。

そしてもちろん、僕はそれを狙って「企業向けコンピュータの紹介」コーナーを作ってみたのですが…。2年間くらいやっていて売れたのはたったの2、3台。わずかながら売れたので損にはなっていませんが、まあ完全な失敗に近いですね。僕の失敗はともかく、企業や個人でもそこそこのビジネスをやっている人が支払う金額が、一般消費者より大きいのは事実でしょう。

レンタルサーバーでも、零細企業の僕などは使用料が月数百円のロリポップとかチカッパ!とか使っていますけど、企業は月額数千円、数万円、あるいはそれ以上です。もちろん企業向けのサーバーのアフィリエイト報酬も、ロリポップなどと比べるとずっと高く設定されています。

昔は「マンション建設のオーダー一件とれば2百万円」なんていうアフィリエイトもありました。今はなくなってしまいましたけど。

要するに、企業を対象にしたサイトを作ってアフィリエイトをやれば、大きな利益に繋がる可能性がある、ということですね。

では企業のオーダー、簡単に取れるかと言えば多分取れません。狸の皮算用をするだけなら簡単ですが、現実はそれほど甘くはありません。

コンピュータ買うのも、僕の会社くらいの零細だとインターネットで価格を比較して1台単位で買う、なんていうことをやりますが、数十台以上まとめて購入するようなところは、多分、複数のショップから見積もりを取っていることでしょう。

僕自身、継続してそこそこ儲かる B to B のアフィリエイトというのは、実はまだ見つけていないのです。

多分一番の早道は、企業を見つけて売り込むか、相談に乗ることです。例えば僕は父の知人の会社から、簡単なネットショップを持ちたい、と相談を受け、ショップ機能のあるレンタルサーバー契約と、ドメインの取得をお手伝いしました。もちろん、我が社のアフィリエイト・リンクを通過していただきました。

さらにオーバチュアの広告、グーグル・アドワーズを勧めれば、アフィリエイトの機会が増えますし、手数料を取ってYAHOOのカテゴリー登録を代行する、という手もあります。アクセス解析を申し込む、さらにはそのデータ分析をしてレポートを書いてあげたら…

と、一つの企業から相談を受けると、次々にチャンスが増える可能性があるのです。

大きな企業に食い込むことができたら、非常に大きな利益になる可能性があります。YAHOOの登録代行の手数料を5万円、と言っても、払ってくれるところはあると思います。

でも、大きな企業になると、要求が難しくなってシロウトの手には終えなくなることもあります。例えば

「ホームページの作成とアクセス解析と両方まとめてやってくれ」

と言われても、大きなビジネスチャンスではありますが(最低数十万円の仕事になるでしょう)、ホームページのデザインに「ではアフィリエイト用のテンプレートを使いましょう」というわけにはいきません。

かなりプロフェッショナルなデザインを要求されますから、一般人には手に負えなくなります。

まあほどほどに自分のキャパを考えながら、まずは身の丈にあった企業を探す、ということでしょうか。

いずれにしろ、楽天広場で楽天市場へのリンクを貼っているだけのアフィリエイトではちょっと B to B に手を出すのは無理かもしれませんが、もう少し踏み込んだことをしているアフィリエイターの方は、そのノウハウを提供する、ということを考えてみたらいかがでしょうか。

下手な情報商材にまとめるよりも、ずっと良い経験になると思いますよ。


投稿日

カテゴリー:

,

投稿者:

タグ: