大量ページ作成は有効か

■ 大量ページ作成は有効か? ■

こんにちは。tanzan です。

今、2年も前に依頼を受けた本の原稿を書いています。アフィリエイトの本ではなくて起業の本なのですが、ペンが進みません。

今まで数冊本を出していますが、世に出た本を書いていたときは、書きたいことがあとからあとから出てきて、出版社からも「ぜひ出したい」と言われました。

以前、ニューヨークテロの体験記の依頼を受けて原稿を書いたことがありました。実は当時ニューヨークにいたのです。でもペンははかどりませんでした。でも、なんとか書き上げました。

そうしたら、さすがに出版社の人は見る目がありますね。出版は没になりました。今回も怪しいです。

珍しく、一つの情報商材が目にとまりました。

値段も情報商材としては手ごろなこともあって、危うく買いそうになりましたが、踏みとどまりました。

興味をひかれた理由の一番は、資格に関する情報だからです。既に資格関係のアフィリエイト・サイトは相当数ありますが、僕もうって出るスペースはないかと考えているので、そのヒントにならないかと思ったのです。

この商材が面白いのは、「○○万円儲かった」とか具体的に書かずに「資格取得費用くらいは出る」と書いている点です。

裏返せば、取るのが簡単で安価な資格はそれなりにしか儲からないし、取るのが難しくて高額で時間がかかる資格ならそこそこ儲かる、という意味でしょう。情報の価値が違いますから、考えれば当たり前のことですね。

この商材は、資格取得のプロセスを利益に繋げる方法にフォーカスしているだけで、固定した金額とか、利益を出すのにかかる時間などに関しては一切触れていません。

「一ヶ月で3百万円」とか、よくある情報商材とはこの点がまったく異なっていて、実にたくみです。

作者は中小企業診断士の資格を持っているそうです。消費者に誤認を与えるような宣伝をするとどうなるかはよくご存知のはず。さらに中小企業診断士自体がなかなか簡単には取得できない資格ですから、相当の勉強家であることが想像できます。

ではなぜ僕自身は買わないのか?それは、資格試験の勉強の過程でコンテンツを生み出すという内容だと思われるからです。僕には資格を取る予定はありません。

また自分にコンテンツがあるのなら、この商材に書かれている方法と同じか違うかは知りませんが、資格取得費用くらいを生み出すことはできると思うのです。

例えば中小企業診断士の資格を取る勉強にかかるのは40万円くらいでしょうか。期間は2年程度が一般的なようです。ということは、作ったコンテンツが月に1万円、2年間生み出せばOKです。需要が高い資格取得でしっかりしたコンテンツがあれば、これくらいの額は不可能ではありません。

誤解しないでいただきたいのは、いつものように「買うな」という意味で紹介しているわけではない、ということです。

「資格取得」というコンテンツを持つことを前提にしている商材ですから、該当する人で、そうしたコンテンツを利益に変える方法を思いつくことができない人なら役に立つかもしれません。

でも、慣れたアフィリエイターならば読んでみて「なあんだ」ということになるような気がしています。なぜならこの商材は、アフィリエイターよりも、資格取得をする人向けのノウハウとして売られているようだからです。だから僕自身は3千円でも買いません。5百円なら雑誌を買う感覚で買ってみると思いますけど。

慣れたアフィリエイターに対して「儲かるから買え」と言っているわけではなく、お金をかけて資格を取ろうという人に「資金の足しになる」と言っている、ということですね。

逆に言えば、アフィリエイトとかに関心を持っていない人向けの商材を、アフィリエイターには既知の情報をアレンジして作り出すこともできる、ということでしょう。そうした人たちがお金を出してまで商材を買うかどうかはまた別ですが。

今回は、大量にページを作ってアップすることの有効性についての話を書こうと思います。

ちまたにはいくつか大量ページ作成ツールも出回っていますし、僕が販売するページ一括作成ツールでも、工夫は要りますが大量のページが作れないわけではありません。

5万円とか7万円とかするページ作成ツールは、カテゴリーページを作ったりとか、非常に高機能に仕上げられているようです。一方僕のツールは5千円で、ページを作る以外の機能は付けてありません。

この差はなんなの?ということですね。

技術的にはカテゴリーページを作るのは難しくありません。カテゴリー名をキーワードに抽出して、リストを作ればよいだけですから。その機能を付けて5千円にすれば僕のツールももっと売れるでしょう。

でも、そこまでの機能を実装したツールを販売しないのは、やっても無駄、と考えているからです。

大量ページ作成ツールでは、数千あるいは数万ものページが一度にできることを謳い文句にしています。技術的には非常に簡単なことです。問題は、それをする価値があるかどうか、ですね。

「でも、ツールの広告には、売上げを出したと書いてあるよ?」

という質問が来るかもしれませんね。実は僕自身、同じように大量のページを作成して成功したこともありました。この「ました」が味噌ですね。現在進行形ではないのです。だから僕は大量ページ作成をツールの売りにはしません。

数年前、SEOとかがシビアに言われていなかったころ、そしてアフィリエイトの競争もさほど激しくなかった頃なら、大量にページを作る技術を持った人は勝者でした。スーパーアフィリエイトと呼ばれる人のサイトに何ページがあるかを
調べると、数万ページ、なんていうケースもザラにありました。

ですから「大量のページを作って利益が出た」と書かれていても、多分嘘ではないでしょう。「スーパーアフィリエイターがやっている」それも嘘ではないでしょう。でも、それは過去に起きたことの話で、「今からこれをやっても利益が出る」ことの証明には全くなっていないだけのことです。

「でも最近も成果を出したらしいよ」

最近出した人もいることでしょう。僕もまだテストは続けていますが、成果は出ることはあります。しかし、数千、数万のページを作る意味は?と考えるとまた疑問です。

というのは、大量のページを作る、ということは、サイトの階層が深くなることを意味します。トップページからカテゴリーページへ、そしてさらにサブカテゴリーがあることもあるでしょう。その下まで来てやっと商品ページにたどり着きます。

現在の検索エンジンは、数千、数万もページがあるサイトの情報、しかも新しいサイトの情報を一度に全部は拾ってくれません。そこにアフィリエイト・リンクがあればよけいです。Google は特に、検索結果上位には陰も形もないことでしょう。

大量ページを作ると、一番奥の商品情報ページがヒットするように思う人が多いと思います。以前は確かにそうでした。ところが、最近の傾向としては、トップページとかカテゴリーページが多少ヒットして、商品ページまではなかなかヒットしない、というのが現実のようなのです。

つまり「大量ページを作って売上げがあった」と書いてあったとしても、実はトップページかその直下のカテゴリーページ10ページだけが売上げを出しているのかもしれないのです。そうなると残りの数千ページ、数万ページは不要、ということになります。同じだけの売上げを出すのに、大量のページを作る必要はない!ということです。

大量ページ作成ソフトは、ValuceCommerce で配布されているCSVファイルなどを元にサイトを作ることを勧めています。確かに大量のページを作るには向いているのですが、そうして作られたページのデータは、すべてデータを提供しているサイトと同じものになります。

さて、検索エンジンで元のサイトとあなたのページとどちらが上位に表示されるでしょうか?

さて、配布されたCSVファイルを使って大量ページを生産するのはあなた一人でしょうか?

最近東急ハンズのコーナーから売上げが出ている、と書きました。実を言うと、実験的にカテゴリーページまでしかないサイトと、1商品1ページまで大量にページを作ってあるサイトを比較のために用意しておいたのです。

結果は、カテゴリーページまでしかないサイトからは2、3日に1度の割合で売上げが出るにもかかわらず、商品ページまで作ってあるサイトからは、2ヶ月に1度とかしか出ないのです。

Google は1ページからのリンクを100以内にすることを推奨しています。ということは、トップページに100以内のページをぶら下げる形で一つのコーナー、あるいは一つのサイトとするのが良いのでは、というのが僕の判断です。

要するに、検索エンジンに拾ってもらいやすい階層が上の方のページに重要なキーワードを集中させる、ということですね。言わば1万ページを作りたいのなら、1つのサイトに1万ページを作るのではなく、100ページしかないサイトを100個作る、というイメージでしょうか。

昔作ったページ数がやたら多いサイトは僕のところにも残っています。しかし以前は月に数万円の利益を出していたところが、最近では数千円行けばよいくらいになっています。

例えばニッセンのデータを使って、データに入っているすべての商品ごとに商品ページを作っていました。でもこのやり方では、売上げゼロではないかもしれないけど、もうだめだ、ということです。

今新しく作るサイトでやっているのはこういう感じです。

例えばTシャツのサイトなら、データを公開しているショップの中から、Tシャツのデータだけを抜き出して、それを1ページにまとめます。イメージとしてはこういう感じ。

Tシャツトップ
 ニッセンのTシャツ
 セシールのTシャツ
 ユニクロのTシャツ
 etc.

ニッセンの全データでページを構成すると、共通するキーワードは「ニッセン」になってしまいます。ニッセン本家にかなうわけはないですし、キーワードとしては大きすぎる設定です。

これがTシャツであれば、複数のショップを紹介して「Tシャツ」をキーワードに設定できます。もちろん「Tシャツ」も大きなキーワードですから、これだけでの上位表示は難しいかもしれません。

でもニッセンのコピーサイトを作るのと、Tシャツサイトを作るのとで、もし誰かが「Tシャツ ニッセン」で検索をかけたときにどちらが上位に出る可能性が高くなるでしょうか。

今僕が勧めるとしたら、トップページの下は一階層のみ。古くからあるページランクの高いサイトであれば、もう少し階層が深くてもよいかもしれませんが、新しいサイトは新しいというだけで評価が低いですし、大量のページを多階層で作ってもさほどの効果は得られません。

それでも、50ページとか100ページとか作るのであればツールを使う方が便利は便利です。でも100ページ程度ならテンプレートさえ用意しておけば、ぺたぺた手作業で貼り付けてできないことではありません。7万円出すなら、コンテンツを買う方が賢いことでしょう。

きっと多くのアフィリエイト関連メルマガでは「大量にページを作るのは良いことだ!」と書いて、高いツールの購入を勧めているのでしょうね。7万円のツールを1本売れば、アフィリエイト報酬は1万円を超えるでしょうから。

でも僕には大量ページ作成ソフトのような単純なソフトが、マイクロソフト・オフィスと同じくらいの金額する、というのは到底納得いきませんけどね。

繰り返しますが、5万円、7万円出すのなら、誰かに原稿を書いてもらって、コンテンツを買いましょう。