作戦を変えるときが来た

■ 作戦を変えるときが来た?! ■

こんにちは。tanzan です。

今でもアフィリエイトをやるには商品リンクがよい、というのは鉄則のようなものになっています。常識で考えてみても、具体的な商品名で検索する人のほうが興味が強く、購入に至る可能性が高い、というのは言えると思います。

でもその一方で、前に書いたように、やたらキーワードを増やすやり方、つまり商品データを加工して大量ページを作るようなやり方では成果を出しにくくなっているのも事実です。

僕は検索エンジンのアルゴリズムの変更でアフィリエイトに厳しくなったことと、アフィリエイターが増えて競争が激しくなったことが原因かと思っていましたが、それだけではなさそうです。

まず以下の表を見てください。これはビッダーズへの出店を促すメールに掲載されていたもので、出典はどうやらインターネット白書のようです。ネットで買い物をする時にどのようにして商品を探すか、という質問への回答です。

               (2004年) (2005年) (2006年)
ショッピングモールで探す   ⇒ 19.8% ⇒ 19.9% ⇒ 41.6%

オークションサイトで探す   ⇒ 18.1% ⇒ 20.6% ⇒ 10.2%

検索エンジンで探す      ⇒ 27.5% ⇒ 18.4% ⇒ 12.9%

お気に入りの店舗サイトから探す⇒  9.7% ⇒ 16.5% ⇒ 10.6%

注目すべきは「ショッピングモールで探す」というところですね。

なんと2006年には41.6%はショッピングモールに直接行って商品を探しています。一方で、多くのアフィリエイターが頼りにしている…というより命綱にしている検索エンジンの割合は、12.9%に下がっています。

他の項目を見ても、「買うところはあらかじめ決めている」という人が多いことがわかります。

インターネットは「ロングテール」と言われているものの、このロングテールの部分を検索エンジンでなくて、ショッピングモールやお気に入りの店舗で探すようになっているのですから、アフィリエイターがいただけるおこぼれは減るばかりです。

事実、僕自身先日、環境に優しい生活に変えようと思って生ゴミ処理機を買いましたが、まっすぐ楽天市場へ行きました。

本を買う時にも、たいていはまっすぐアマゾンへ行きます。

「ネットショッピングは伸びているのに、何でアフィリエイト収入は減るの?」なんてぼやいていても、自分の行動パターンを見れば明らかですね。要は楽天市場やアマゾンに囲い込まれているわけです。

僕なんか、ついに楽天のクレジットカードまで申し込んじゃいましたし。アフィリエイトのネタにしようという魂胆がないわけではないですが、楽天カードで楽天市場で買えば、ポイントが倍になる、というのに一番惹かれている…楽天の思う壺にはまっているわけです。

最近はどこのモールもショップも、顧客の囲い込みに力を入れています。アフィリエイターも知らず知らずの内にそれに力を貸しているわけですが、結局自分の首を絞めているようなものだったわけですね。

だったら、「楽天やアマゾンのアフィリエイターはやめよう!」なんて言えるかと言うと、ジリ貧に自らを追い込むことがわかっていながらも、続けるしかありません。自分がとらなきゃ、誰か別の人がとるだけですからね。

なんと悲しきアフィリエイターのさが。

では何とか、消費者が楽天とか、アマゾンとか、あるいはトイザラスとかのサイトへ行く前に、ちょっと自分のサイトへ寄って貰うことはできないのでしょうか。

単なるSEOを使ったキーワードによる対策だと、本家本元とも競合しますし、他の大手アフィリエイターとも競合することになります。

「やった!上位に表示された!」と思っても、次の月にはもう消えているかもしれません。一時的には利益が出ても、この方法ではジリ貧は逃れられないと見ています。

ではどうしたらよいのか。

まず認識すべきは、よほどの大手サイトでもない限り、アフィリエイトでの一攫千金は望めない、ということでしょう。

現在は Asahi.com までがアフィリエイトをやっています。ここのアフィリエイト収益がいくらあるかは知りませんが、まあ、僕の会社よりも大きいことでしょう。コンテンツの量も質も、そして訪問者の数も桁違いですから。

そのような超優良サイトを持っていない限りは、一挙に大きなアフィリエイト収入を得る、そして得続ける、ということはまず無理です。

2年位前までは、スーパーアフィリエイターと呼ばれる人たちが確かに存在していました。僕も個人的に何人か知っています。

でもその後、新たにスーパーアフィリエイターの仲間入りをした人の話というのは、ほとんど耳にしなくなりました。目にするのは、嘘か本当かわからない情報商材の広告上でだけです。

僕のサイトは売上げを落としています。それでも、ASPやマーチャントが主催する売上げランキングなどで僕のサイトが上位に入ることが結構あります。つまりは、売上げを落としている僕を抜いていっている人があまりいない、ということになります。

これが現実です。

まず目指すのを「ほどほどの利益」かつ「継続した利益」としましょう。ゴールの設定を誤ると、道は見つけられませんから。

実際には僕は目安として、1サイト1日広告を100クリック、月の収入が2万円、というのを合格ラインにしています。

無論、内容によって割りに早くクリアするサイトもあれば、2年経ってもクリアできないサイトもありますが、努力目標ということにしています。

そして何をするか。

やはり、僕らは検索エンジンに頼るしかありません。でも単純にテクニックによる上位表示ではなく、「自分が探すような情報があるサイト」を目指すようにしています。

例えば先の生ゴミ処理機。確かに僕は楽天市場で購入しましたが、自分の行動パターンを思い出してみると、楽天以外のサイトを参考にして商品を選びました。

それはどのような生ゴミ処理機があるのか、どれが良いのかを知らなかったからです。

ですからネットで検索をかけて、生ゴミ処理機には生ゴミを乾燥させて小さくするだけのものと、微生物を使って分解するものがあることを知りました。さらに電力を使うものと、手動式のものがあることを知りました。

こうやって自分が探しているのは「手動式で微生物が分解するもの」であることを知りました。

実際には、ここからやっと楽天市場での商品の絞込みが始まりました。つまり「ショッピングモールで探す」という前にもう一段階存在していたわけです。

僕が参考にしたホームページにもし「手動式で微生物が分解する生ゴミ処理機のお勧めはこれ」と書いて、楽天へのリンクが張ってあれば、そのまま楽天へ行って購入したかもしれません。

何しろ楽天は自分のアフィリエイトリンクから購入しても成果になりませんから、情報を掲載してくれたサイトから楽天へ入っても、僕には全然不都合はないわけです。

もちろん僕は上に書いたようなことを、一つのコンテンツとしてまとめようと思っていますよ。がんがんにSEOをかけた生ゴミ処理機の紹介サイト、なんてないと思いますしね。でも、このコンテンツがうまく収まるサイトがないので迷っているところです。

これはあくまで一つの例です。でも、自分が検索エンジンを使う時に、何のために何を調べたのか、を考えてみれば、一つの答えはそこにあると思います。

インターネットの良いところは、一度作ったコンテンツは残って働き続けてくれる、ということです。時間が経っても色あせないコンテンツさえ作っておけば、コンテンツはどんどん増やすことができます。

1日に Adsense で5円しか稼げないページだったとしても、毎日1ページずつ作り続けることができたら、1年後には合計で毎日1500円以上稼いでいることになります。

アメリカはどうやら Adsense のクリック単価が日本より高くて、Adsense で大きな利益を出している人も多いようです。

そうした人たちのアドバイスを読んでみると、「良いコンテンツ」「継続」「効率化」などがやはりポイントのようです。これはアフィリエイトリンクが入ったとしても同じでしょう。

一方出てこないのは「相互リンク」「トラックバック」など、いわゆるSEOテクニックと言われているものです。

稀にですが、Wikipedia(http://ja.wikipedia.org/)などの用語解説で、僕のサイトが参考として紹介されていることがあります。もちろんこれは相互リンクではなく、他のサイトの製作者が参考になる、と考えて一方的に掲載してくれているものです。

これをナチュラルリンクと呼ぶようですが、まともなコンテンツのあるサイトを作り続けていると、僕のような一般人のサイトであっても、ナチュラルリンクを作ってもらえることが出てきます。

アフィリエイト広告だらけのクレジットカード比較のサイト、果たしてナチュラルリンク作ってもらえるでしょうか?

上に書いたのは言わば王道です。でも、もちろん僕も、せこいこともしています。

例えばあるサイトのトップページに、キーワードとはあまり関係がないのですが有名店へのバナーリンクを貼っておいたら、わずかですが利益になりました。

昔作った商品リンクてんこ盛りのサイトは、古い商品情報を取っ払って、ツールを使った自動表示の商品表示に切り替えています。コンテンツは大してないままです。

でも、新しく作るサイトは、すべて「コンテンツありき」で考えています。何らかのコンテンツのアイデアがあって、情報量がある程度確保できそうだとなったら1サイト立ち上げます。あるいは既存のサイトに関連のある情報であれば、サブドメインを使う場合もあります。

去年までは、「1サイト=1商品カテゴリー」のような考え方をしていました。典型的なのが何度か紹介したカエルグッズのサイトですね。

でもこのようなサイトはもう作りません。作ったとしても、コンテンツのあるサイトの中の一部に商品紹介を入れる、という形になると思います。