携帯サイトで Google Adsense

■ 携帯サイトで Google Adsense ■

こんにちは。tanzan です。

前回のメルマガを配信してからすぐ読者の方から反応がありました。やはり、マーチャント側とのトラブルも結構あるようですね。

18日から確定申告の受付が始まりましたが、早速出してきました。インターネットで申告用紙の記入まで行えるので楽ですねえ。計算もしてくれますし、書き写しのミスもなくなります。これからだ、という人は、お試しください。手書きよりよほど良いですよ。

比較.com という大手の価格比較サイトがあります。ここはマザーズに上場していたようなのですが、その決算がこれ。

http://profile.yahoo.co.jp/consolidate/2477

2007年6月期で1億円以上の年間赤字です。2007年12月期の中間決算を見てみましょう。

http://profile.yahoo.co.jp/interim/2477

やはり1億円以上の赤字。

この会社の特色を見ると「商品・サービスの比較サイト運営。ECサイト等に消費者を誘導する成果報酬型広告が収益源」とありますから、まさにアフィリエイト。

こんな赤字を出していても、この会社は無借金なんです。ということは、多分今までの利益などの貯えがあるということ。

別にこの会社に関してコメントをしようというわけではなく、この会社の動きを見ていると、アフィリエイトを取り巻く環境が反映されているのでは、と思うわけです。

スーパーアフィリエイトが大きく利益を出すことができる時代があった。特に金融関係などを扱って成功したところは、利益も大きかった。

ところがグレーゾーン金利などの問題で、金融業界が広告を控えたこと、そして検索エンジンのアルゴリズムの変化などによって、アフィリエイトに逆風が吹き始めた。

収益構造を、他人が作った環境にほぼ100%依存しているアフィリエイターは、大きなダメージを受けた。

この会社、従業員が38人で、年間の人件費はWEBで公開されている数値を使っての単純計算で1億5千万円。会社が負担する社会保険料とかを入れたらもっと大きくなります。

比較.comくらいのサイトになると、サイトの置き場所だって、僕らみたいに月額500円以下のレンタルサーバー、というわけにはいかないでしょう。

小さな内は経費がかからず、大きな利益が得られる可能性があるのがアフィリエイト。しかし、一旦大きくしてしまって、固定費が多くなると、外部環境に収益構造を依存しているアフィリエイトはリスクが大きくなります。

僕も会社を運営していて、アフィリエイトの収入は本当にありがたいと思っています。でも、アフィリエイトを生業にしようと考えたことは一度もありません。むしろアフィリエイトの収入がある間に、自分たちの時間をほかのことに投資しよう、というのが僕の会社の方針です。

1月のアフィリエイトなどネットから出た収益を集計しました。一番古い一つのサイトだけ集計からはずしてあるのですが、それ以外のサイトの収益の合計が、やっと前年度を上回りました。2007年1月より2008年1月のほうが多かった、ということですね。

これは実にここ2年間では初めてのことです。要は3、4年前くらいをピークに、アフィリエイト収入は前年比では下降の一途をたどっていた、ということなのですが。

でも1月の収入がアップした理由は、久々にヒットとなったサイトが現れたからで、多くあるサイトがじわじわと上がってきてくれたわけではありません。リスク分散がまだ不十分なんです。

何しろ立ち上げたけど赤字のサイト、つまりレンタルサーバー代も稼げないサイトが13個もあるのですから。簡単じゃないですよねえ。

「アフィリエイトの達人」なんていうサイトを作ったりしていますが、トータルでは利益が出ていても、個々のサイトでは、どうやっても利益にならないところも結構あるのです。

僕のところに赤字のサイトが13個もあるのですから、皆さんも成果が出ないからと言って焦らず、安心してください?!

なぜ一番古いサイトだけ集計からはずしているかと言うと、そこがかつての稼ぎ頭、かつ、落ち込みが一番激しいサイトだからです。

そのサイトは、プロバイダーのおまけの無料スペース。容量はわずか50メガ。PHPも使えません。独自のドメインも使えないので、今後の発展の見込みはあまりありません。

そんなところに収益の大部分を頼っていては未来がないので、このサイトはないものと考え、他のサイトだけ集計して、収益確保を目指しています。

先日 Yahoo! 登録した携帯のサイトに Google Adsense の携帯版の広告を試験的に掲載してみました。

いや、PC版に比べて結構大変ですねえ。PC版ならただ Adsense のサイトから広告を取得して張り付けるだけですが、携帯版はそうはいきませんでした。

PC版の Adsense 広告は JavaScript を使って表示されていますが、携帯のブラウザーでは JavaScript はまず使えません。

そこで何を使って表示するかと言うと、サーバーサイドのスクリプト言語と呼ばれるもので、CGIが代表格ですね。

他には PHP JSP ASP のいずれかを使用します。

これがどういう意味かというと、通常の html 文にそのまま広告を貼り付けるだけでは表示されない、ということです。

まずホームページの掲載に利用しているサーバーがこれらの内のいずれかに対応している必要があります。

そして、Adsense から取得してくる広告も基本的にプログラムですから、プログラムとして表示できるようにする必要があります。

そのやり方はスクリプト言語によって異なるようですが、僕も JSP とか ASP は使ったことがないので良くわかりません。

PHP の場合なら、PHP に対応しているサーバー(有料のレンタルサーバーの多くは対応しています)に、ファイル名を .html から .php に変えてアップしておけば大丈夫。

まあ、知識がある人なら拡張子が .html のままでも PHP で書かれた広告を掲載することは可能ですが、Google のガイドに .php というファイル名にすればよい、ということが書いてありますから、.php にしておいても問題ないということでしょう。

ここまで書いたように、CGI や PHP の実行ができること、というのが前提ですから、多くのブログサービスでは、携帯版の Adsense は使えない、ということになります。

さらに注意が必要なのは、携帯サイトを記述しているマークアップ言語を指定する必要がある、という点です。

wml XHTML chtml の3種類から一つ選ぶ必要があります。

「マークアップ言語とは何だ?」

という方も多いかと思いますが、それぞれ若干異なった html 文の記述方法だと考えておきましょう。PC用サイトから移植するような場合には、chtml にしておけば、多分大丈夫でしょう。

そして、ホームページの文字エンコードも選択する必要があります。「自動選択」という指定もありますが、自分のサイトの文字エンコードを調べて選んでおく方が無難でしょう。携帯サイトは一般的に文字が少なく、自動にしておくと誤認される可能性も出てきますから。

ああ、面倒くさい。

ここまでやってから、試しに広告を貼り付けたページをPCで表示させてみると…広告は表示されません。

これ、携帯からアクセスしないと広告が表示されない仕組みになっているんですね。

携帯からアクセスしてきていることを確認する方法には、ブラウザーから送られてくる情報を参照するやり方と、アクセス元のIPアドレスを調べる方法があります。

ブラウザーから送られてくる情報を参照するやり方だと、Lunascape のような「携帯用ブラウザーのふりをする」ことができるブラウザーを使って、携帯サイトを見ることもできるのですが、試したところだめでした。

と言うことは、Adsense は実際に携帯電話会社経由でアクセスしてきているかどうかをチェックしているということですね。

これではPCのブラウザーで確認することはできませんから、いちいち携帯で確認しないと、本当に広告が掲載されたかどうかのチェックができません。

ちなみに、僕自身は普段携帯でWEBを見ることはほとんどありません。

ああ、面倒くさい。

え?携帯版 Adsense の成果ですか?それが2日に1クリック程度しかないんですよ…。


投稿日

カテゴリー:

,

投稿者: