マーチャンダイザーとクロスオーバーサーチ

■ マーチャンダイザーとクロスオーバーサーチ ■

こんにちは。tanzan です。

「アフィリエイトWEBサービス・ツール」に fujisan.co.jp を追加しました。雑誌のバックナンバーの検索ができます。

自分では、とりあえず作っては見たものの、さて?どこで利用しようか、という状況なんですけどもね。

さらに楽天市場と ValueCommerce 用のモジュールの無料ダウンロードを開始しました。これらは両社の規約により、販売が禁止されているものです。

ただし、これらは楽天市場と ValueCommerce のWEBサービスを呼び出すルーチンだけしか含まれておりませんので、単独では動作しません。「アフィリエイトWEBサービス・ツール」では、メインテナンスの利便性を考え、各サービスを呼び出すルーチンをそれぞれ独立させた仕様になっているからです。

「アフィリエイトWEBサービス・ツール」の購入者でなくてもダウンロードはできます。コードの勉強用として見てみたい方はご自由にどうぞ。

前にもちょっと紹介したオリジナルTシャツ

そんなにバカ売れはしてくれませんが、ここのところ毎週のように僅かずつ売れています。

他のデザイナーさんの作品を見てみると、凄く凝ったものもありますが、我が社はもっとシンプルなデザインで勝負。中にはクワガタムシをスキャンしただけのものとか、僕がお絵かきソフトで10分くらいで仕上げたものとかもあります。

「そんなもの、誰が買う!」

と思うでしょ?ところが稀にいるんですよ。買う人が。

ちなみにスキャナーにかけたオオクワガタのTシャツは2枚売れました。カキ氷を撮影したTシャツも売れました。ヤモリも売れました。売れると、結構はまりますよ。

ちなみに個人で月10万円以上Tシャツを売り上げている人もいれば、法人だと、100万円以上売り上げているところもあるそうです。Tシャツ1枚2千円だとして、5百枚ですね。ちなみに当社の売上げは1万円くらい…。

今回の話題は「マーチャンダイザーとクロスオーバーサーチ」です。ちょっと詳しい人向けの話になりますので、わからない人は呼び飛ばしてください。

この二つはリンクシェアが提供している商品データ提供サービスで、基本的には同じデータです。

マーチャンダイザーが表形式に格納されたファイルをダウンロードして利用するのに対し、クロスオーバーサーチは、検索キーワードを設定して呼び出して使います。

つまりマーチャンダイザーは、アフィリエイターが特定のショップの全データを手に入れて、手元のファイルから情報を抽出してWEBに掲載するのに対し、クロスオーバーサーチは手元にファイルを置くことなく、リアルタイムに情報を手に入れて表示するのが違いです。

元が同じデータであれば、この二つ、同じように使えるように思いますが、実はそうではありません。

一番大きな違いは、クロスオーバーサーチの検索対象が限られている点です。

クロスオーバーサーチでは、主カテゴリ名は検索対象になっても、サブカテゴリ名は検索対象になっていません。

つまり、「浴衣」というキーワードでクロスオーバーサーチを利用した場合、商品名や説明文の中に「浴衣」という語がある商品は返って来ますが、「浴衣」という言葉が入っているサブカテゴリの商品は、返ってくるとは限らないのです。

主カテゴリ名は「レディス」とか、かなり大きな区切りになっている場合がほとんどなので、実際には検索対象としてはあまり使い勝手が良くないのです。

逆に言うと、あるお店の「浴衣」というサブカテゴリの全商品を表示したくても、クロスオーバーサーチではそのような検索ができませんから、「浴衣」サブカテゴリにある商品が把握できない、ということになります。

この機能がなくて困るのは、自分のサイトでもカテゴリによる階層を持ったページを作ろうとしたときです。マーチャンダイザーでは、特定のカテゴリの商品を抽出するのが簡単ですが、クロスオーバーサーチでは、それができません。

マーチャンダイザーのデータは、データ更新が行われるたびにダウンロードしてきて、自分のWEBサイトに反映させなくてはなりません。

クロスオーバーサーチを使えばすべてが自動化できて、その手間がなくなるかと思ったらそうは行きませんでした。

ただマーチャンダイザーの場合、商品が多いお店のデータだと、ファイルのサイズが10メガ以上にもなります。これを処理するのは面倒ですし、そのままアップするわけにも行きません。

僕のところでは、大きなファイルは余分なデータを削り、さらに分割してサーバーに上げているのですが、これでもかなり面倒です。

そこで「できないかなあ」と考えたのが、マーチャンダイザーのデータを大きく削り、商品IDとか、商品名、カテゴリ名だけにしてしまう。こうすればファイルサイズはかなり小さくなるはず。

そして詳細が必要なページでだけ、クロスオーバーサーチを使って商品説明などを呼び出して表示する、という方法です。

ところが、そうは簡単には行きませんでした。

クロスオーバーサーチの仕組みでは、商品IDを検索キーワードに使うことができないからです。商品IDがキーワードに使えれば、特定の商品の詳細な情報を得られますが、クロスオーバーサーチでは、そのような使い方ができません。

商品名をキーワードにすると、同じキーワードを含む複数の商品がヒットしてしまう可能性があり、欲しい情報だけに絞ることが困難だからです。

うーん。なかなか一筋縄には行きません。