ISBN番号で複数書店へリンク

■ ISBN番号で複数書店へリンク ■

こんにちは。tanzan です。

2日続けての発行ですね。随分久しぶりです。

「アフィリエイトWEBサービス・ツール」に LinkShare のマーチャンダイザー を追加しました。

マーチャンダイザーはWEBサービスではなく、ファイルによるデータの提供です。従って、自分でデータを取得して必要ならば加工、さらにサーバーにアップロードしておく必要があります。

インフォカートで販売中のマーチャンダイザー用ツールとは若干仕様が異なっており、検索するフィールドは商品名など、特定のフィールドを一つだけ指定するようになっています。これは他のモジュールとの互換性を優先したためです。

雑誌のFujisan.co.jpのアフィリエイトが ValueCommerce で開始されましたね。でも、見てみたら、ValueCommerce 経由での報酬は5%。Fujisan.co.jp と直接提携した場合の報酬は、5−10%ですから、直接提携の方が率は良いです。

さらに ValueCommerce 経由だとマイリンクなどが使えません。商品ページへのリンクが作れませんから、WEBサービスまで使える直接提携に比べると、やはり不利です。

ただ、難しいのは雑誌は単価が安く、送料とかも考えると簡単には売れないこと。

となると、最低支払額2800円には容易に到達しない可能性が大。ValueCommerce であれば、他のショップの報酬と合計で1000円に達すれば支払ってもらえますから、その点は有利です。

人によって判断は分かれるところかもしれませんが、僕は、高報酬狙いの直接提携で行こうと思っています。

覚えておられる読者の方はほとんどいないと思いますが、2007/04/17号で、書籍のISBN番号を使ったアフィリエイトリンクの作り方に少し触れたことがありました。

一体どんなことかと言うと、百聞は一見にしかず。こちらを見てください。

これは「アフィリエイトWEBサービス・ツール」を使って表示しています。モジュールはアマゾンです。でも、リンクがある書店は、アマゾン 楽天ブックス 紀伊國屋書店 セブンアンドワイ boople bk1 livedoorブックスと、計7ヶ所。

実はこれらはすべて書籍についているISBN番号を使ってリンクを作り出しています。

ISBN番号は現在では13桁のものが使われていますが、ここで使っているのは旧ISBN番号で、10桁のものです。

なぜかと言うと、アマゾンで売られている書籍類の商品コードが10桁のISBN番号そのものだからです。

アマゾン用のモジュールは、キーワードで検索すると、書名などと一緒に10桁のISBN番号も返してくれます。

それをテンプレートにうまく使えば良いという寸法。

例えば紀伊国屋書店。紀伊国屋の書籍の紹介ページのURLは以下のようになっています。

http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-ISBN=4766409698

ご覧になってわかるように、最後にあるのがISBN番号そのものです。ですから、この部分だけを変えてやれば、どんな本のリンクでも作れてしまいます。

そして紀伊国屋は ValueCommerce 経由で提携して、マイリンクが作れますから、一つだけマイリンク用のリンクに変換して、あとはISBN番号のところだけ変えてやればOK。どんな本へのアフィリエイトリンクでも作れる、という寸法です。

ISBN番号は、アマゾンのWEBサービスを使えば取得できますから、それを紀伊国屋用のリンクに埋め込めばOK。

他の書店も同じような感じで、各書籍の紹介ページか、あるいはISBN番号を使った検索結果ページのURLにISBN番号そのものを含んでいます。

ですから、紀伊国屋のケースと同様、ISBN番号のところだけ入れ替えてやればあっという間にアフィリエイト・リンクの出来上がり。

「アフィリエイトWEBサービス・ツール」では、テンプレートの中に各書店へのリンクを記述して、ISBN番号のところだけ入れ替え用に $itemid というようにしておくだけ。チョー簡単です。紀伊国屋の例だと

http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-ISBN=$itemid

ですね。もちろんこれはアフィリエイトじゃなくて、直接リンクになっていますが。

こうした発展性と省力化を、同時に狙ってツールをコツコツと開発しているわけです。

ただしこのやり方を使うには、二つの条件が必要です。

一つは、URLにISBN番号が含まれること。もう一つは、商品リンクや検索結果へのリンクが作れることです。

アフィリエイトを実施している書店は上記7つ以外にもあるのですが、こうした条件を満たしていないケースも多いのです。