パブリッシャーになろう

■ パブリッシャーになろう ■

こんにちは。tanzan です。

リンクシェアのクロスオーバーサーチですが、申し込みページが消えていました。「どうなってるんじゃい」と思って問合せしたら、「申し込み無しで使えるようになりました」とのこと。

それはありがたいですが、申し込みが不要になったという通知、ありましたっけ?保存してあるメールを検索してもわかりませんでした。

そしてリンクシェアのサイトをあちらこちら調べましたが、申し込みが不要になった、という変更の記述はありませんでした。探し方が悪いのかもしれませんが、すぐにわかるようにしておいてもらわないと困りますよね。

さらに、言われたとおり申し込み無しで使おうとすると、検索ができない…。使いにくいお問合せ画面からお問合せを送りましたが、各ASPはリレーションシップ・マネージャーでも置いた方が良いんじゃないですかねえ。

Google のページランク(PR)に久しぶりの更新がありました。高ければそれだけでちょっと嬉しい気がしますね。

僕のところでは、10サイトあまりでPRのアップがありました。最近、辛口の点数ばかりつけていた Google ですが、ここに来て大盤振る舞いですね。

「PRとSEOとの関係は薄くなってきたのでは?」

確かにそうで、PRが2から3になったからと言って、訪問者が急増しているわけではないです。

でも、作ってから相当時間が経っているにもかかわらず、PRが0あるいはPRが付かないサイトには Google からの訪問者はほとんどありません。つまり、Google から嫌われていないかどうか、という指標にはなっている気がします。

アフィリエイト広告を掲載する人を、日本語ではアフィリエイターと呼ぶのが習慣化しています。典型的な和製英語なのでしょうけど、この呼び名、大きな誤解を引き起こしているように思います。

では英語の本場?であるアメリカで、アフィリエイターはどのように呼ばれているかと調べてみると、どうも「パブリッシャー」が一般的なようです。

ではパブリッシャーとはどういう意味か?もちろん「パブリッシュする人」ですが、パブリッシュとは何か?

パブリッシュはよく使われるのは書籍などの「出版する」ですが、意味としては「発表する」「公開する」というニュアンスを持っています。

ネット上だと、何らかのコンテンツを掲載するメディアであるWEBサイト、ブログ、メルマガなどをパブリッシュする人がパブリッシャーですね。

つまり、「コンテンツを発表する」パブリッシャーは、アフィリエイト広告の有無にかかわらず、パブリッシャーとして成り立つわけです。何しろ、パブリッシャーという言葉自体が、コンテンツを主眼に使われている言葉で、広告主眼の言葉ではありませんから。

これに対して日本で使われる「アフィリエイター」あるいは「アフィリエイト・パートナー」は、あくまでもアフィリエイト広告を掲載する人、という観点からの呼び名になっています。

ここでは、コンテンツの有無は問われていないわけです。

発表するコンテンツがなくてはパブリッシャーとは呼べないでしょうから、広告誌か掲載していない日本の多くのアフィリエイターは、パブリッシャーにはなりえません。

逆に言えば、パブリッシャーという自覚を求めることなく、アフィリエイトがプロモートされたゆえに、コンテンツが軽視される日本のアフィリエイトが形成されてきた、と言えるのかもしれません。

そこで提案するのが、まあ、いつも言っていることではありますが、アフィリエイターではなく、パブリッシャーになることを目指そう、ということです。

典型的なパブリッシャーである、出版社から少し考えて見ましょう。

出版社では、コンテンツ、つまり本を自分で書くでしょうか?まあ、そのような編集者や経営者が皆無とは思いませんが、主な仕事は、コンテンツを探し出して「パブリッシュすること」です。

つまり「ライター」や「フォトグラファー」あるいは「漫画家」のような、クリエイターではなく、あくまで「世に出す」部分の戦略を練って稼ぎを得ています。

これに対し、このメルマガ読者の皆さんほとんどが該当すると思いますが、皆さんは自分でコンテンツを書き、それをWEBやメルマガに掲載して集客。そこへ広告を貼り付ける、ということをしていると思います。

つまり、ライターでもあり、パブリッシャーでもあります。ライターというのは誰でもなれるわけでなく、個人が作成できるコンテンツには限界がありますから、サイトのコンテンツを増やすのは容易ではありません。すぐに限界が来てしまいます。サイトを粗製乱造しても、思うような成果はほとんどの場合、得られません。

逆に、コンテンツを持っていながら、それを発表するすべを知らない人、あるいは、発表するつもりがない人は世の中に大勢います。

もし、自分のライターとしての能力に限界を感じているのであれば、パブリッシャーに徹したらどうでしょうか。つまり、自分でコンテンツを作り出すことはやめてしまう。その代わり、他人が持っているコンテンツを掘り起こして発表する役割に徹する。

例えば僕のところで管理しているサイトだと、依頼して書いてもらったコンテンツがあるサイトは10箇所くらいあります。ほとんど書いてもらったコンテンツしかないサイトもあれば、一部を分担してもらったところもあります。

そして、僕のところでは、ほとんど原稿料やコンテンツの作成料として、対価を支払ってコンテンツを作ってもらっています。

その中には、まだ芽が出ていない赤字のサイトもありますが、人気が出て投資額を既に取り戻したところもあります。

このやり方をすると、普通の出版となんら変わりがない、ということに気がつきます。

僕の役割はコンテンツを企画したり、探し出したりして、執筆を依頼します。そしてその原稿を買い取ります。雑誌の編集部が原稿を買うようなものですね。

そして、それをWEBで発表(パブリッシュ)します。雑誌を発行するようなものですね。雑誌の利益構造の大きな部分は広告の掲載ですが、WEBでのパブリッシュも全く同じ。アフィリエイトやその他の広告からの収入です。

人気のブログは人気の週刊誌のようなもの。僕のところのように固定したサイトを特定のテーマで作るのは、不定期に出されるムックのようなものでしょうか。

いずれにしろ、自分は「パブリッシャーである」という自覚を持てば、何をすべきかがおのずと見えてくるのではないでしょうか。