来年のアフィリエイトを予測する

■ 来年のアフィリエイトを予測する ■

こんにちは。tanzan です。

前回公開した、ガジェットのコードを希望された方はお二人だけでした。別に自分で自分のライバル・アフィリエイターにお役立ちツールを配布する必要はないですから、それはそれで良いのですが。

「好奇心」から申し込む人がもう少しいるかと思ったのですが、予想が外れました。さすがにプログラムのコードだと、わからない人には手が出しようがなかったかもしれませんね。

■ アフィリエイト・ニュース・ピックアップ

日本トイザらスの赤字
http://markets.nikkei.co.jp/kokunai/gyoseki.aspx?site=MARKET&genre=m3&id=AS2D0400K+04122008

日本トイザらスの2008年2月―10月期の単独業績は、昨年より悪く、35億円の経常赤字だったそうです。暗い話ばっかりですが、アフィリエイトにとって、はたしてそうでしょうか?

「既存店売上高は6%減になった。」とあるところを見ると、ネットではなく実店舗での売り上げ減が響いているようです。

一方先日の日経新聞には、楽天市場や Yahoo! Shopping の売上げが上昇している、という記事がありました。

つまり、社会全体としては確かに消費は下降線で、減少しつつあります。特に影響を受けているのは実店舗のようで、百貨店も減収、そして外食産業も閉店が続いているようです。

一方、ネットショッピングは、昨年よりも売上げが増えているところも多い!

その恩恵が感じられないのはなぜ?という疑問は置いておいて、とりあえず、アフィリエイト・ビジネスに対する風は、逆風ばかりではない、ということです。

アップル・ストアの利用するASPが、LinkShare から ValueCommerce へと変更になりました。以前、東急ハンズのハンズネットは、この逆に、ValueCommerce から LinkShare へと変更になったこともありました。

これくらい大手のマーチャントが、どのような基準でASPを選択するのかはわかりませんが、ASP間での結構激しい獲得競争があるのかもしれませんね。

LinkShare は、どうも最近システムが不安定で、クロスオーバーサーチも機能しない状態が続いていましたから、ちょっと技術的な信用を失ったかも。

それにしても、アフィリエイターの側は、提携をしなおして、リンクを全部貼り変えなければなりませんから、面倒なことです。

これが今年最後の配信となると思うので、来年のアフィリエイトを予測しましょう。

まず、インターネット経由でのショッピングやサービスの利用は拡大すると考えます。利便性はどんどん増していますし、実店舗を運営するよりも格段にコストが安いネットショップなどは、各社力を入れますから、ますます繁栄することでしょう。

ネットでのショッピングやサービスの拡大に伴い、アフィリエイト広告の利用も、まだまだ伸びると思います。「アフィリエイトはもうだめだ」と言う声も聞こえます。でも、それは一攫千金を狙うにはだめだ、というだけ。

要は、アフィリエイト広告のマーケットは、まだまだ拡大する、と予想しているわけです。

でも、その一方で、今利益を出しているアフィリエイターの稼ぎは減少することでしょう。多分、僕を含めて、ですが。

朝日新聞のウェブサイトまでアフィリエイトをやっているのはご存知かと思いますが、それだけではありません。いまや、あちらこちらの商用サイトで、別のネットショップやサービスの宣伝などを行っています。

インターネットの無料のサービスを利用しようものなら、広告だらけ。MIXIを使っていても広告だらけ。楽天ブログを使っていたら、広告メールが送られてきます。

JALやその他のポイント・マイルが貯まるサイトを訪れてでも、提携しているショップでのお買い物へと誘います。提携先でお買い物すれば、マイルやポイントが貯まる仕組みです。

考えればわかりますが、これもアフィリエイト。JALなどは、他の企業のサイトへマイレージプログラムの利用者を送り込み、そこで買い物をしてくれたら得られるアフィリエイト報酬の一部を、JALのマイルとして還元しているだけのことでしょう。

つまり、一般消費者があちらこちらで「囲い込まれている」わけで、アフィリエイターがやっているサイトを経由する人は、どんどん少なくなることでしょう。

これに拍車をかけるのが、検索エンジンの高機能化です。

検索エンジンが、内容のないサイトを上位に表示しないようになれば、アフィリエイト広告ばっかりのサイトはチャンスを失います。

Google はアフィリエイト広告が嫌いですし、最近は Adsense も、内容がないブログなどに貼っていると、アカウントを停止されるようになってきたそうです。

最近は、Yahoo のカテゴリー登録も難しくなってきました。Yahoo のカテゴリーは、威力は落ちたとは言え、SEOには一定の効果があります。しかし、審査基準が上げられたようで、以前なら確実に審査を通ったと思えるサイトを申請しても、最近は通りません。ビジネスにして審査料を払えば別ですけどね。

つまり、コンテンツが薄い、一般のアフィリエイターのサイトにはSEOも難しくなってきているわけです。

次は、コンピュータと携帯電話の関係です。「これからはモバイル」と言われていますが、僕はどちらも伸びる、と思っています。伸び方は、携帯電話サイトの方がずっと大きいでしょうけど。

携帯電話はどんどん使いやすくなってきていますが、物理的な画面の小ささは克服できません。40歳を過ぎた多くの人にとっては、小さな画面は、見づらい。

また最近は、5万円前後で買えるネットパソコンが人気です。1台目として購入する人も多いそうですから、この人たちはコンピュータを使ってインターネットにアクセスしそうです。

だから「これからはモバイル」という煽り文句には必ずしも乗らなくて良い、と思っています。

モバイル用のサイトも作ってみましたが、PC用サイトと違い、集客できない時には、訪問者は全くありません。PC用サイトでは、訪問者が少ないと言っても、ゼロというサイトはないのですが。

モバイル用サイトの方が、今なら当たれば大きいかもしれませんが、食い込むのは困難、という印象です。

では僕の来年度のスタンス。

まず、PC用サイト中心で行きます。コンテンツ中心のサイトをさらに増やし、とりあえずは、それぞれのサイトが「黒字になる程度」を目標にしていきます。その後、サイトのコンテンツや、訪問者が使うキーワードに合わせて、紹介する商品や、広告の方法を工夫していきます。コンテンツに直結しない商品は、検索にかからないし、売れません。

ブログよりも、ホームページを重視します。ブログは頻度の高い更新が必要ですが、とても面倒。それよりも、更新があまり必要のないサイトを増やしていく方を選びます。評判のブログで人を呼び込む、なんて僕にはできませんから。

ツールなどを利用して、更新の手間が少なくてすむ広告掲載を試みるのは、今までどおりです。時間があれば、広告選びに時間をかけるより、コンテンツを増やす方が、長い目で見たら有利と考えるからです。

モバイルサイトは、PC用サイトのコンテンツを流用してできるところは作りますが、あまり手はかけません。どうも手をかけてもリターンが得られるところまでいけるサイトが少ないからです。

アフィリエイト以外のサイト利用法も考えます。コンテンツに合わせた物品の販売や、サービスの提供などですね。これから知恵を絞るところです。

サイトの販売も考えようと思っています。サイトを作ってみたは良いものの、コンテンツを深めることができず、これ以上の集客が望めないのであれば、その分野が得意な人に買い取ってもらう方が、お互いに有利と考えるからです。

実際に、僕のサイトを買いたい、というオファーは再三いただいています。でも、利益を出しているサイトばかり買いたがるんですよね。当たり前ですけど。

サイトで紹介する商品は、報酬率は悪くとも、一般的な物販を中心にして、高報酬は狙わない方針で行きます。コンテンツの中身を結構レベルが高いものに設定していますし、そのイメージを損なわないため、というのが一番の理由です。情報商材を紹介するなんて、とんでもない!ですね。

こうした方針では、来年の報酬額も凋落傾向だろうと予想しています。

「なぜ、凋落傾向とわかっていてやるの?」

と言われそうですが、何度も書いているように、魂を売らずに一攫千金を得られるようなアフィリエイトは、もうほとんどないからです。凋落傾向に、少しでもブレーキをかけるのが現在の方針です。

目指すのは、「5年後、10年後でもある程度の収入を得る」ことです。

もし読者の皆さんが、一攫千金ではなく、継続したアフィリエイト収入を目指しておられるのなら、多分、やるべきことは同じだと思います。

僕の場合、アフィリエイト広告や検索エンジンがメジャーになるのにうまく乗って、いきなりスーパーアフィリエイターと呼ばれる一人になってしまいましたから、後は、落ちていくしかないわけです。多くの皆さんは、これから足場を固めてこられるところでしょう。

一攫千金を目指さないアフィリエイトのメルマガ。興味のある方は来年もぜひお付き合いください。

では皆さん、良いお年を。