■ ポートフォリオ ■
こんにちは。tanzan です。
アフィリエイト超入門講座ですが、メルマガ読者からも参加申込みがあり、あと2席となりました。
会場の借り賃を払い、講座のために買い入れたホワイトボードの代金の請求が来ると、利益はほとんど残らないくらいのものですが、人に話し、人と話すことによって、きっと何かまたつかめるのではないかと思っています。
そうそう、ホワイトボードはアスクルで買ったのですが、注文した翌日に届いてしまいます。すごいですねえ。はやるはずです。アスクルのアフィリエイトは、代理店がやっているのがありました。
アスクルなら知名度が高いですし、資料請求だけで400円の報酬ですから、結構成果が出やすいかもしれません…ととと…今見直したら、僕の成果は今までに1件だけですねえ。
法人か、営業性の個人が対象になりますから、それなりのコンテンツがあるサイトじゃないと駄目なのかもしれませんね。起業関係のコンテンツがある方などはお試しあれ。
■ 価格.com から学ぶ
価格比較サイトの最大手、価格.com のホームページが改ざんを受け、しばらくの間閉鎖に追い込まれました。
http://www.asahi.com/business/update/0516/052.html
価格.com はアフィリエイトとはちょっと違いますが、この事件から学ぶところも多いので見てみましょう。
まず価格.com は、セキュリティー対策も一応はきちんととっていたそうです。それでも攻撃を受けたらあっさりと停止に追い込まれてしまいました。そして、恐ろしいことに、(報道によれば)1週間4千万円という売上げは全面的にストップです。
実際には会社の資料とかを見ると、最近業績は好調で、蓄えもあるようですから1週間くらいサーバーが止まってもいきなり会社が傾く、というようなことはないように見えますが。
でも、多分、一般の投資家の目には非常にもろい会社に見えるようになったことでしょうね。
そして事実、ある意味もろい、と思います。
だって、サイトがひとつ閉鎖になったら、大きな収入の手立てがない。順調なら利益を生み出してくれる資産であるサイトは、停止に追い込まれると同時に、維持費がかかる負債に早変わり!してしまいます。
なぜリスクが高いか?それはメインとなるサイトがひとつ、メインとなるビジネスがひとつしかないからでしょう。いろいろなものの価格の比較はしていますが、ひとつのバスケットに入ってしまっています。
今回は外部からの犯罪行為による攻撃でダウンしましたが、同じようなリスクは、自然災害、あるいは内部の人間のミスでも起こりうるものです。将来今回以上のトラブルが起きないとは言えません。
そしてさらに、YAHOO や Google が本気で価格比較に乗り出してきたら…。もちろん予測して対策は考えているのでしょうけど、今ほどの一人勝ちは難しくなることでしょう。
そして何かが起こったときにひとつしかオプションがなかったらすべておしまい。
これはセキュリティをいくら高くしても防ぎきれません。追加の措置をとれば、大きなトラブルが起きる確率は低下するかもしれませんが、起きてしまったらカバーできない。
繁栄しているかのように見えて、実は非常にもろい構造と言えます。価格.com は上場企業ですから、僕に言われなくてもそんなことはもうわかっているでしょうけどね。
こうしたもろさは、前にも書きましたが、アフィリエイトも同じです。
あるレンタルサーバーひとつにしかサイトがないとしたら、そのサーバーがダウンしたら全収入はおしまい。
ひとつのASPしか使っていないとしたら、そこがおかしくなったら全部おしまい。
特定のマーチャントの商品しか売っていなければ、そこがアフィリエイトをやめたらおしまい。
目先の利益を上げることに目が行きがちですが、長期的に安定した収入を得る、ということを考えるには、リスクを分散し、一部がこけても大きな損失が出ないような構造を作っていくことが必要だと思います。
こうした考え方を「ポートフォリオ」と呼びます。
つまり、複数の異なったものを組み合わせて、リスクを分散するわけですね。
でも月に数千円の収入しかなくて「リスクを分散しなくては」と言うのは、ちょっと気が早いですよ。
■ リスクの実例
前にも書きましたが、今年に入ってから旅行サイトで報酬体系を変えたところがいくつかあります。僕のサイトは去年はその旅行サイトをメインに使って大きな成果を出していました。
その一方で非常にひつに頼ることにも不安を感じていましたから、コンテンツを増やし、そして、複数のマーチャントにリンクが分散するようにサイト構成を変えてきました。
果たして結果は?
実は、去年大きな成果を出していたマーチャントからの収入は、かつての7分の1にまで落ち込んでいます。報酬金額も下がり、報酬条件も厳しくなったためです。ちなみに去年はこのマーチャントからの収入だけで、全収入の9割を占めていました。
となると、僕の全収入は3分の1くらいにまで落ち込んでいるはず…ですが、実際には3割減くらいで持ちこたえています。
その理由が多様化です。
まだまだ僕が考えるバランスには至っていませんが、とりあえず細いながらも別の柱ができてきているわけです。
今後はさらに別の柱も育てたい、と考えています。
もちろん、そのオプションの中に、講座の実施なども入っているわけです。要は末端消費者を対象とするだけでなく、アフィリエイターを対象とした商品・サービスをポートフォリオに組み込んで行きたい、ということですね。この芽がうまく育つかどうかはまだ未知数ですが。
■ 今日のピックアップ
世界の名酒事典
なんと、市販されている世界の名酒1万3000点が収録されている図鑑です。ワインだけで8800種類!片端から買って飲もう…じゃなくて、この「市販されている」「名酒」というのがポイントですね。
つまりは、この本を参考にして、お酒のサイトを作ってしまおう、ということ。我が家でも最近はワインはインターネットで購入していますし、日本酒も有名なものを時々購入しています。
お値段は4200円とちょっと高いのですが、情報量からするとその価値は十分にあるのでは。お酒のサイトにはそこそこ料率が良いところもありますからねえ。