Google Analytics の解説
Google Analytics で統計を見ようと思っても、「おや?前回と変わっていないのでは?」ということがしばしば。その場合の問題の可能性を解説します。
データ更新には時間がかかる
Google Analytics ではデータの受信は24時間休みなく行われていますが、画面上の統計データの更新は基本的に1日1度だけのようです。
ですから、タイミングにもよりますが、場合によっては24時間(Google Analytics のヘルプによれば最大48時間)はデータ更新がなされません。
データ更新はアメリカ時間?
Google Analytics に表示される日付は、どうも日本時間には基づいていないようです。Google Adsense の更新もアメリカの西海岸の時間になっているようですから、Google Analytics もこれと同様かもしれません。
したがって、昨日の分の統計を見ようと夜中の12時を回ってすぐに見ても更新はされていません。それどころか、時差が相当ありますから、統計を見たい日の翌日の夕方以降(アメリカには夏時間もあるので、更新のタイミングが変動する可能性がある)にならないと、参照できないようです。
トラッキングコードが間違っている
トラッキングコードをうっかり間違えて貼り付けていれば、当然正しく記録されませんから、統計値に繁栄されません。
トラッキングコードはプロファイルごとに異なっています。違いは「UA-xxxxxx-x」という番号の部分です。
複数のサイトを運営していて、Google Analytics にプロファイルを複数登録していると、コピー間違いなどもありますのでご注意。
モバイル・サイトなどで使っている
Google Analytics では JavaScript やクッキー技術を使って訪問者をトレースしています。携帯電話用のブラウザーは普通、こうした技術をサポートしていません。
ですから、もっぱら携帯電話での利用を意図したモバイル・サイトなどでは、Google Analytics を現状では利用することができません。
Adsense のデータが入らない
Google Analytics を使って Google Adsense の解析を行うことは可能ですが、 あらかじめ準備が必要です。
まず、Google Adsense と Google Analytics とを連動(リンク)させる必要があります。基本的に、Adsense のアカウント一つと、Analytics のアカウント一つとを対応させて、連動させます。手順に関してはこちらを参照してください。
次に Google Adsense のデータを解析するためには、Adsense 広告が掲載されているページに、専用のコードを加える必要があります。
<script type="text/javascript">
window.google_analytics_uacct = "UA-xxxxxx-x";
</script>
のようなもので、これは Google Analytics にログインして上の方に表示される「AdSense リンク設定の編集」メニューをクリックして行くことによって見ることができます。プロファイルごとに異なりますので、間違いないよう。
解析できない Adsense 広告
Google Adsense のすべての広告が Google Analytics で解析できるわけではありません。 対象となるのは「コンテンツ向け AdSense」の中で、「広告ユニット」だけです。リンクユニットや検索ボックスなどは、解析の対象になりません。