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ネット広告のリスクとリターン

リスクとリターンで考えよう

金融商品や投資ではリスクとリターンという考え方を必ずします。一般論としてはローリスクの投資はローリターンハイリターンの商品はハイリスク、ということになっています。

ハイリスク・ハイリターンの代表商品は株式や先物取引で、元本割れどころか、下手したら借金を抱え込むことすらあります。逆にローリスク・ローリターンの商品は郵便貯金や銀行預金などです。金利が低かったらほとんど増えることはありませんが、1千万円までなら政府によって補償がされますから、元本が割れることはまずありえません。

一見リスクが低くてリターンが高い金融商品は、多くの場合あとで事件化する、インチキ商品だけです。そんな金融商品が成立するのであれば、売り出し元は最初から他人に公開したりはしません。

ではリスクとリターンという視点でアフィリエイトなどのWEB広告を見るとどうでしょうか。

お勧めの参考書
リスクとリターンで考えると、人生はシンプルになる!
リスクとリターンを身近に理解するためによい本

アフィリエイト等WEB広告のリスク

アフィリエイトはノーリスク」という間違った考え方が定着しているせいか、リスクについて考えるアフィリエイターは少ないのが現状です。しかし自分の時間をかけ、わずかとは言えサーバー代などを払ってやる以上は、コストはかかっています。さらにお金は戻ってくるかもしれませんけど、一旦使ってしまった自分の時間は決して戻っては来ません。

高額の広告報酬を狙って頑張っても、リターンがゼロなら努力は無に帰します。この時には、サイトを作るためにかけた時間が投資したコストです。この隠れたコストのことを機会費用と呼びます。もし100時間かけたならば、時給を安く見積もって700円としても、7万円の損失が出るのと同じです。これでは利益が出ないサイトを作るよりも、近くのコンビニでバイトをする方がよほど確実に儲かる、ということになります。

コンビニは、働けば働いた分だけ確実に時給がもらえます。コンビニは大手の企業が経営していますから賃金不払いの可能性は低く、ローリスクです。でも単純作業をする時給以上のものはもらえず、ローリターンです。

一方アフィリエイトやAdsenseをはじめとするWEB広告の報酬は誰も保障してくれていません。高額の報酬を狙って当たれば月収数百万円も理論上は不可能ではありません。しかし、高額の報酬を狙う場合には競争が激しくなりますから、利益がゼロになる可能性がかなり高くなります。

つまり金融商品のような高額報酬を狙うアフィリエイトは、うまく行けばハイリターンですが、報酬がゼロになる確率がかなり高い、運頼みだけの宝くじのような博打に似ていて、ハイリスクです。

その他の典型的なアフィリエイト、例えばAmazonの商品を紹介するようなアフィリエイトやAdsenseは、コンビニでのバイトと金融商品のアフィリエイトの中間のような存在となります。

このようにアフィリエイトでは競争が低くなる分だけ、報酬がゼロとなる可能性は減ります。事実、私のサイトで報酬を一銭もあげられないというところは、準備中のサイトを除けば、一つもありません。その代わり、あげている利益は低いところは月額わずか数百円以下というのが実際のところです。

無論「ハイリスクでもハイリターンをとりに行きたい」という人を止めるつもりはありません。しかしこのサイトのテーマは「一攫千金」ではなく、「じっくり長期的にコンテンツから利益を続ける」ことです。ですから、フォーカスするのは、「ほどほどのリスクとほどほどのリターン」ということになります。

では「ほどほどのリターン」とはどれほどのリターンでしょうか。

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