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WEBデザインの標準化

標準の存在

WEBデザインの方法論には世界的に合意された標準が存在します。HTML文のタグの使い方、スタイルシートの利用のしかたなど「守るべきルール」もあります。こうしたルールはちゃんとしたWEBページ作成ソフトを利用していれば大丈夫ですが、「推奨される使い方」というものも存在し、その方が実は重要だったりします。

WEBページの構造

元来WEBデザインに使用されるタグは、論文のような文章を構造化して記述することを想定して作られています。<h1>タグは、日本語で言えば「大見出し」に相当します。<p>タグは、英語のパラグラフ、日本語だと「段落」に相当するものです。

こうしたタグは、文章の見出しや本文、引用文などを示すためのもので、当然のことながら<h1>の下に<h2>以下が出てきて、本文は<p>で記述される、ということになります。

<h1>ばかりが沢山続くというようなことはありえませんし、メニュー項目が<h2>の羅列で記述されることもありえないわけです。

また<div>のようなタグは、文章の構造とは違い、メニュー部分であるとか、本文であるとか、ヘッダー部であるとか、そうしたページの構造を示すのによく用いられます。

コンテンツとデザインの分離

以前はページの構造を作るのによく<table>タグを使っていました。複雑な表を作ってページをデザインし、その中にコンテンツを埋め込んでいました。非常に手軽にデザインができるので、プロのデザイナーも多用していましたし、少し前のWEBデザインの本にはテーブルタグを使った方法が書かれていました。

しかし、WEBデザインの標準化では、テーブルはあくまで表を記述するためのものであり、デザインに用いるためのものではありません。

その他のタグも同様で、大きなフォントを使うために<h1>以下の見出しタグを使うのも、現在では誤りとされています。

現在推奨されているのは、HTMLタグは文章やページの構造を示すのに使い、デザインはスタイルシートを用いることとされています。

デザインの記述をページから追い出すことによって、各ページにはコンテンツ以外の情報が含まれなくなるため、ファイルもコンパクトになり、ブラウザーにも検索エンジンにもわかり易いページを作ることができます。

スタイルシートの中でも、特に外部ファイルである .css ファイルを作っておくと、ページのサイズが小さくなり、サイトごとに統一したデザインを作るのが容易になるなど、大きな利点があります。

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